店舗などはスラブに直接、フローリングを張るために裏面にカルプ(ラバー)が着いた
直貼りフローリングを使うことが多いと思います。
弊社でも直貼りフローリングは取り扱っているのですが、無垢フローリングの
直貼りは若干、高価な上、直貼りフローリングで使用するエポキシボンドも
通常のフローリングよりも価格が高いです。
そこで今回、日本シーカという会社の「弾性接着剤」を使ってスラブに釘無しで
直接、無垢フローリングを施工してみることにしました。
実は海外ではスラブに直接、無垢フローリングを接着剤で施工するのは普通です。
裏にカルプが貼られているフローリングを使うのは日本だけなんですね。
施工場所は弊社のサンプルルーム。施工する無垢フローリングは
「オーク」「アジアンウォールナット」「レッドパイン」の3種類です。
【シーカボンドでのスラブに直接、ボンドで無垢フローリングを施工する手順】
?まずスラブをきちんと掃除して、ほこりを取ります。ここで塵やほこりがあると
接着力が落ちてしまいます。
?こちらがシーカボンドのパッケージ。こちらからソーセージタイプのパッケージに
入っているボンドを取り出します。
?このボンドにカッターで切り目を入れ、シーカボンドを出します。
?このボンドを「くしごて」で伸ばしていきます。
?使った「くしごて」はこちら。
?このように小さなボンドの「山」を作っていきます。
?この上にフローリングを貼っていったらいいだけです。結構、簡単なので
DIYでもできそうです。
今回施工したフローリングは伸縮幅の大きい「オーク」と「アジアンウォールナット」
です。今後、梅雨時期に「突き上げ」などが起こらないか調査を続けていきます。