昨日、金曜の夜に東京から久しぶりに家族のいる、兵庫県に帰ってきました。
駅に着いたのが遅かったこともあり、普段は駅からバスで帰るのですが、タクシーを
利用しました。
そこのタクシーの運転手さんと、いろいろお話させていただいたのですが、とっても
勉強になりましたのでブログに書かせてもらいます。
その運転手さんは現在71歳。
タクシー運転手のキャリアも27年のベテランだそうです。
「景気の動向はタクシーの運転手さんに聞くとよくわかる。」とよく言われますので
何気なく「最近、景気はどうですかね?」と聞きましたら、思った通り、「この辺(兵庫県)
はダメですなぁ?」との返事。
「やはりそうか。」と思いながら、しばらく話しているといろいろなお話をしてくれまして、
よくよく話をしてますと、そのタクシーの運転手さん64歳の時に脳梗塞で倒れて
半年ほど入院していたそうです。
でも「どうしても、もう一度タクシーを乗りたい!」と病院の先生に懇願して、必死に
リハビリに励んだとのこと。
当初は、完全に右半身が麻痺して、鉛筆も持てない状態。
「それから半年、必死にリハビリしてタクシーに乗ることができたんです。」
と言っておられました。
テレビや本などでこのような人を見たり聞いたりすることはありますが、普通の
タクシーの運転手さんでも、こんな方がおられるんですね。
「僕もがんばらなくっちゃ!」という気にさせられました。
上をみたらきりがない。でも下を見ても本当に苦労されている方はいっぱいいる。
「今を一生懸命、生きて、常にベストを尽くす。」
本当に大事なことだと思います。