今週の週刊ダイヤモンドで物流に関して特集を組んでいたので購入しました。
内容は「私たちが現場でひしひしと感じていることがそのまま、記事になった」
まさにそんな感じでした。
景気が悪い状態が長く続いていたので、トラックドライバーが確保できていたのが、
ここ最近は「ドライバーの求人をしてもまったく集まらない」とどの運送会社さんも口を揃えて言われます。
週刊ダイヤモンドの記事ではこの口火を切ったのが「S急便」さんだとか。
S急便さんが長距離輸送を委託している下請けさんに値下げを切り出したところ、もう限界に来ていた
下請けさんが一斉に要請に応じないという強硬策に出られ、S急便さんの輸送能力が大幅に低下し
他の運送業者さんに荷物が流れ、他の運送業者のキャパもオーバーして、「荷物が届かない」という
状態になっているとのことです。
私たちの販売しているフローリングもS急便さんはかなり高い料金設定に変更されたので、
今までS急便さんが配送していた荷物が他の業者さんに流れ、同じようにキャパオーバーを
起こしているようです。
このように口火を切ったのはS急便さんなのですが、そのほかにも大型免許改正の問題もあるようです。
2007年に改正された大型免許改正により20才以上でないと4tトラックが運転できないようになったのです。
そのため、さらにドライバー不足になりました。
こちらがその免許改正のポイントです。
・普通免許と大型免許の間に、車両総重量5t以上11t未満/最大積載量3t以上6.5t未満の「中型免許」を新設。
・それまでの普通免許取得者は、引き続き同じ範囲(車両総重量8t未満までの限定付き)で運転できる。既得権を保護するために中型免許を受けているものとみなされる。
・大型取得時に課せられる場内試験において、路上試験と取得時講習が実施される。
・中型免許は20歳以上で運転経験2年以上、中型二種免許は21歳以上で運転経験3年以上の者でなければ取得できない。
これでは、ドライバー不足になるのもわかります
はやく、物流が安定して欲しいものです。