タガヤサン材の豆知識

漢字で書くと「鉄刀木」と書きます。名前から想像できると思いますが非常に硬く重い木です。腐食に非常に強いため高級床柱、高級家具などに使われていますが材の取れる量が少ないため非常に高価です。弊社ではミャンマーの良質のタガヤサンフローリングのみのお取扱いになります。
本タガヤサン(本鉄刀木)は紫檀・黒檀と並び三大唐木のひとつで、非常に希少な銘木として、その美しさを活かした装飾的用途に愛用されており、フローリングでは同じマメ科の紫タガヤサン(紫鉄刀木)が用いられます。本タガヤサンの代用としてはアフリカ産のウエンジが有名ですが、ミャンマー産の紫タガヤサンは若干紫がかった色調で高級感があり本タガヤサンの代用とはいえ、色調ではこちらの方が深みがあり美しく同様にたいへん希少な銘木です。「鉄刀木」の名が表すとおり非常に重厚で頑強な性質です。黒檀を基調とした中に現れる特徴的な縞模様が魅力です。

樹種名

タガヤサン
タイではキレット(Khielek)、ベトナムではMuong demなどと呼ばれている。

科目

マメ科 ジャケツイバラ亜科 広葉樹(散孔材)

産地

タイ・ミャンマー、インドシナ等東南アジアに広く分布している。

心材は濃褐色ないし、ほとんど黒色で淡色の縞模様を持つ。辺材は白色で明らかに心材とは区別される。

硬さ

木材の部類では一番硬い部類の木と言われている。いわゆる鉄木(Iron Wood)の一種とされている。

気乾比重

0.69~0.88

特長など

一般に中径木で、木の高さは15~20m、直径は50~60cmぐらいになる。
樹皮はほとんど平滑で灰色。葉は長さ15~30cm。
辺材は白色で、空気に触れると黄変する。心材は黒色で、淡色の縞模様があり、板目には雲紋形、矢筈(やはず)形などの美しい紋様が現れる。この木目が属に言う「タガヤ目」である。
紫檀、黒檀とこのタガヤサンが唐木の中の代表的なものと言われている。
タガヤサンは非常に硬くて重く、耐久性のある木材のため、床柱などによく使われた。
反面、非常に硬いために加工に非常に手間がかかる。
なお乾燥すると若干、伸び縮みの幅が他の樹種より、大きい傾向がある。
弊社のタガヤサンはミャンマー産のものを輸入している。

■タガヤサンの検品風景

ストックヤードにあるローズの原木です。この時はそれなり木がありました。 ~インドネシア提携製材工場にて撮影。

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