都内の新築一戸建てに、ウォールナットの複合フローリングをご採用いただきました。
こちらは、お施主様が渋谷ショールームにご来店のうえ、選定されたもの。最初はオンラインでのご案内で目星をつけ、2回目は実際にご来店で見た目や感触などを確認...という流れでした。他のお部屋との兼ね合いで12mm厚でなければならず、かつ床暖房に対応した木質のフローリングということで、床材選びはかなり難航されたご様子でした。
『無垢』という言葉のイメージ(『まじりけがない』のほかにも、『けがれがない』『純真な』など)が先にあるため、どうしても「無垢材よりも『下』」というイメージを持たれることが多い複合材(挽板・突板を使用した合板タイプ)ですが、実際は幅広の大きな板でも反りにくく伸縮しにくい、総厚が薄い板でも反りにくい、一枚の原板から複数枚の綺麗な板が採れる...など、「より機能的に、扱いやすくするために加工された木材」です。そのため、それぞれのメリット/デメリットと使用する環境に応じてお勧めしています。
特に、現在では一般的になった床暖房に対しては、通常の無垢材では乾燥が進んで縮んでしまい、板と板の隙間がひどく空いてしまう、といったことが起こります。また、材によっては、割れや歪みといった変形につながる場合もあります。木の板は幅が広ければ広いほど伸縮の幅も大きくなりますので、人気の幅広フローリングで床暖房で...となりますと、無垢材には非常にハードルが高い仕様になります。そのため、床暖房で幅広のフローリングをご検討の場合、挽板や突板を使用した複合フローリングで対応することになります。
無垢フローリングドットコムでは、2~3mm厚の挽板を標準仕様とした複合フローリングでこうしたニーズにお応えしています。メンテナンスに手間はかかりますが、無垢材と同じような使い心地を楽しんで頂くため、オイル塗装で仕上げたものを中心にラインナップ。コーティング系の塗装よりも経年変化も楽しめますので、機能性は必要だけど質感も大切にしたい...という方に是非ご検討いただきたいフローリングです。
こちらのお住まいでは、アメリカンブラックウォールナットをご採用。上品で美しい木目と滑らかな木肌で名高い銘木で、使い込むと独特のつやを放つようになり、上品さの中にも迫力と存在感が出てきます。モノトーンを中心にまとめたシックで現代的な住宅にあっても、穏やかな色幅があたたかでくつろいだ雰囲気を演出しています。
商品情報
アメリカン ブラック ウォールナット 複合(挽板)一枚もの(床暖房兼用)ナチュラルフローリング
アメリカンブラックウォールナット複合(挽板)一枚もの(床暖房兼用)ナチュラルフローリング(オスモ自然塗装)12×130×1818
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