芦屋ショールームに来店されたお施主様に、アジアンウォールナットの乱尺タイプをご採用いただきました。
20年前にリフォームしたお住まいを、老後も快適に過ごせるように...と改めてリノベーションを検討されていたお施主様。特にご主人は木がお好きで、「ウォールナットか本花梨かアジアンウォールナットを!」と明確なイメージをお持ちでした。リノベーションに際し、床材に合わせた木製の家具を海外から取り寄せるほどのこだわりようで、アジアンウォールナットの足触りの良さもお部屋全体の仕上がりにもたいへん満足している、と喜んでいただけました。ゆくゆくはベッドを置くことも想定して、和室もアジアンウォールナットで統一されています。
『アジアンウォールナット』は世界三大銘木のひとつブラックウォールナット(クルミ科)にちなんで名づけられた商業名で、一般には『ロックファー』等の呼称で知られるシクンシ科ターミナリア属の一樹種です。『インディアンローレル』という商業名でも知られており、近年ではローズウッドの代替としてエレキギターの指板などにも使用されています。
非常に重く硬い材で難加工ですが、ブラックウォールナットを彷彿とさせるきめ細かい木肌の美しい艶と滑らかな感触は素晴らしく、力強い生命力を感じさせる木目は本家にはない迫力と存在感があり、現在は『代替品』としてではなく『ロックファー/アジアンウォールナット』それ自体の魅力が認知され、高い人気を誇っています。施工当初は色味も濃く、ギラリとした表情が際立ちますが、経年で色味が落ち着くとともに独特の寂びたような表情も垣間見られるようになり、永く使い込むことで増していく味わいを存分に愉しめるフローリングです。
設計:
株式会社Re Loop
施工:
株式会社Re Loop