オフィスビルのリノベーション案件で、オークの複合フローリングをご採用いただきました。
表面にブラッシングによる浮造り加工を施し、木目のくぼんだ部分を白く際立たせるために着色塗装をしてから拭き取りをし、最後にうっすらとホワイトがかったウレタン塗装でトップコートをかけ、全体的な色調を整えています。
浮造りが映える木か否か(主に環孔材か散孔材か)、着色塗装が映える木か否かといったところで、どんな樹種にでも有効という仕上げではありませんが、オークとは非常に相性が良く、特にこうした節の少ない長尺の一枚ものですと、素地の色味とあいまって北欧風やモダンなインテリアとの相性は抜群です(透明の塗料で塗装をすると黄色味が強く出てきますが、無塗装の状態ではホワイト~グレーがかった彩度の低い色合いです)。
※ 経年変化で素地も黄色味を増してきますので、こちらの仕上げでも数年後は色調が変化します。
施工:
株式会社藤倉工務店