店長
本日は今回の工事ご担当者、「neuf cafe(ヌフカフェ)」など6店舗を経営するイーストミーツウェストの金村様にお話を伺いました。 まずは御社の紹介をお願い致します。色々な店舗展開をされていますよね、社長様が本も出していらっしゃるそうで。(※「ヌフカフェはなぜ潰れないのか ~武田康伸のカフェ経営哲学」【著者情報】「BOOK」データベースより)
お客様
そうですね、だいたい一年に一店舗位の感じで展開しています。
店長
HPなどを拝見すると、ご自身はもちろん、そこで働く従業員も施工にも関わり、皆で店舗を仕上げていくというスタイルだそうですが。
お客様
そうなんです。 新規に開店する場合スタッフを募集しますが、まだお店が無いわけですから皆で造ります。 建築関係の造作作業なんかしたことが無いスタッフが、料理を作るつもりで入社するんですけど、そうしたらいきなり大工仕事というか、お店を造るところからやることになるわけです(笑)。 もしかしたら「自分はここに何しに来たんだ?」ってびっくりするかも知れない。でも、そうやって時間をかけていくうちに、店のあちこちに「ここは僕が造った」という場所ができ愛着がわく、スタッフが一緒になって造っていくことで一体感も出る。 自然とそこに来てくれるお客様に対しての意識も変わって、日々の営業に違いが出てくると思うんです。 実際そういうことに共鳴してくれたお客様がまた来てくれるんですよ。
店長
なるほど、そうすることでお料理以外の細かいところにもスタッフ全員の目が行くということですね。
お客様
まあ、それが売りといいますか、こだわりです。 料理としてはフランスの家庭料理が中心で、毎日でも食べに来ていただけるような工夫をしています。それもスタッフがどうしたらお客様に喜んでもらえるかと試行錯誤して、今はこのような形になっています。 何店舗かありますが、それぞれ客層や利用時間帯に合わせて日々使っていただける店になるよう工夫していますね。
店長
さて、弊社の床材についてですが、いちばん最初は京都の店舗で使っていただいたのですよね。 ホームページで見つけていただいたと思いますが、床材はいつもご自身で探されるのですか?ネットでの購入はよくされるのでしょうか?
お客様
初めの頃はレンタカーを借りてホームセンターに安いものを皆で探しに行って、それを貼って・塗って...、という感じでした。 明日店がオープンだ!なんてタイミングの日に皆で床にオイルを塗って完成させるんです。ぎりぎりになってしまい間に合うよう暖房を付けたまま帰ったりして...。 なのでネットでの購入は最近になってからです。
店長
インターネットでの注文は顔が見えないやり取りになりますが、不安というのはなかったですか?
お客様
それは特にありませんでした。 でも思ったのは、建材に限らずネットでの購入はまず電話の感じが重要ということ。 何社かかけてやり取りするなかで、肌が合うか合わないかというのを感じるんです。そういう意味で御社は安心できましたし、値段も安かった(笑)。トータルしてバランスが良かったというんですかね。 京都の時ように細かいことに対応していただけるのも良かったです。 あの時は現場の前の道が狭くて、トラックが止められず小さなトラックに積み替えて運んでいただいたので、非常に助かりました。 窓口はネットでも、きちんと関わっていただける会社だなと思いました。
店長
サンプルは色々なところから取り寄せられたのですか?
お客様
僕は無垢フローリングドットコムさんからしかもらいませんでした。 サンプルだけでは少し判りにくいですが、電話で質問したらスタッフの赤利さんという方が丁寧に木の特性など教えてくださったので、あまり迷いませんでしたね。
店長
今回カリンという赤っぽい色合いの木をお選びいただきましたが、決め手はなんでしょう?
お客様
以前無塗装のサクラの木を使ったんですけど、明るい色なのでオイルステインを塗ると色が入りすぎて木の風合いが生かされなくなってしまうような気がして、次は違う方がいいなと思っていたんです。 店舗によって少し雰囲気を変えたかったし、カリンは少し赤みがあり光の反射する感じもいいのでこれに決めました。
店長
カリンは赤や黄色など色の濃淡がある木ですが、その辺りは気になりませんでしたか?
お客様
う~ん、それはあまり気になりませんでした。むしろ濃淡は味わいがあって、全て同じような色の合板よりいいと思います。
店長
基本的に店舗では無垢材だけを使われているようですが、それはなぜでしょう?
お客様
テーブルなどもそうですけど、僕たちがこだわりたいところって手触りや質感なんです。たとえ靴を履いて歩くにしても、本物の質感は違いますから。 すごく個人的な感想ですけど、無垢材ってボディーはしっかりしているけど、足とボディーの間にすごく高級な弾力があるっていうか...、たとえば合板が底の薄いビーチサンダルで歩いてる感じだとすると、無垢材のフローリングは高機能なクッションの入ったいい靴で歩いているような感じかな。
店長
なるほど、すごくわかりやすい表現です! これから無垢材の購入を検討している方に、何かアドバイスはありますか?
お客様
施工写真なども見て、あせらずじっくり選ぶことが大切ですね。色や風合いはなるべくなら直接見た方がいいので、サンプルは取り寄せるべきです! 僕は電話でしたけど、専門家に話を聞いてみることも知識が増えて楽しいと思います。
店長
ありがとうございます! では最後に、このカリンのフローリング、ご満足いただけましたでしょうか?
お客様
この自分たちでやった仕上げも含めてすごくきれいにできて、非常に満足しています。
店長
ありがとうございました。また何かありましたらお気軽にご連絡ください。 今後とも宜しくお願い致します!