都内の新築一戸建てに、オークの複合フローリングをご採用いただきました。
ショールームにお越しになったお施主様のご希望は、「白っぽいものがいいけれど、真っ白ではない」というもの。一口に「ホワイト」のオイルと言っても、メーカーごと・商品ごとに明度や濃度、色合いが異なるため、いくつか試し塗りをして確認していただきました。その結果、無塗装の状態のオークのような色味がお好み、ということが判りましたので、似た風合いで仕上げられるワトコ社のホワイトをご提案。ただ、オイル塗装ですとどうしても経年でオーク特有の黄色味は出てきますので、経年変化がゆるやかなウレタン塗装での着色もご紹介しましたが、「木材の手触りは残したい、自然なものがいい」ということで、こちらに決定しました。
基材は、幅広150mmの複合(合板)フローリング。表層には3mm厚のオーク材を使用しており、貼りあがった様子は無垢材と遜色ありません。無垢のオーク材は伸縮が大きく、150mm幅ともなれば冬場の隙間などはかなり大きくなりますが、複合フローリングですとそうした心配も少なくて済みますので、無垢フローリングの風合いは活かしつつ、より整った印象にしたい/気軽に使いたい、という方には特におすすめです。特にこちらは節の少ないナチュラルグレードですので、少しクールな印象のホワイト着色塗装とあいまって、控えめで上品、綺麗で端正な雰囲気に仕上がっています。
こちらのお住まいでは、「面白味のある床材」としてキッズルームに
アカシアのユニタイプを、書斎とゲストルームには
オークのユニタイプをご採用頂きました。そちらも是非ご覧ください。
設計:
株式会社ブルースタジオ