京都府 個人住宅のオーク（ナラ）L45遮音複合（突板）一枚もの（直貼対応）ワイルドフローリング(つや消しウレタン)についてのフローリング施工写真

マンションのリノベーション物件に、オークの遮音フローリングをご採用いただきました。

マンションの遮音規定をクリアするには、置床（二重床）・遮音マット・直貼り遮音フローリングといった方法がありますが、直貼りタイプのメリットは床材以外の部材のコストが大幅にカットできる点と、床材の厚み分しか高さが出ない点です。反面、どうしても床材自体にクッション性が求められるため、フカフカとした歩行感になってしまいます。

こちらは表層に0.6mm厚のオーク突板を使用し、つや消しのウレタン塗装で仕上げたもの。遮音等級L-45をクリアするため、非常に大きくしなる構造になっており、マンションのコンクリートスラブ（下地）に直貼りするだけで、遮音規定をクリアすることができます。歩行感も一般的なクッションフロアよりしっかりしており、「高さの問題で直貼りタイプしか選べないけれど、木質の床にしたい」という方にご好評いただいています。

こちらの物件では、ホワイトで統一しドア枠や窓枠、建具や天井などに白木を使用した室内に、節ありのオークフローリングをご採用。簡素で整然とした、ノイズのない清らかな空間のなかにあえてラスティックな床材を配することで、ランダムな自然素材の存在感や力強さ、地に足のついた暮らしへの意志のようなものを感じさせてくれる、芯の通った雰囲気に仕上げられています。