アジアンウォールナット材の豆知識
1.アジアンウォールナット材の豆知識
アジアンウォールナットはシクンシ科ターミナリア属の一樹種の商業名で、一般には『ロックファ―』という名称で知られています。深みのあるダークな色味や木肌の表情が、銘木のブラックウォールナット(クルミ科)を想起させることからついた名前かと思われますが、全く別の樹木です。非常に重硬、『茶』よりも『黒』に近い濃色、荒々しく力強い木目など、代替品としてではなく、ロックファ―自身の独特な表情に魅了されるファンも多い材です。
材としては非常に重く・硬質な部類で、衝撃や摩耗に強いため、住宅のほか自動車のショールームやレストランなど、土足で沢山の人が訪れる場所でも頻繁に使用されています。シックな中にも自然素材らしい野性味を感じさせる、濃色系を代表するフローリングのひとつです。
アジアンウォールナットの詳細情報
タイではロクファ(Rokfa)、ミャンマーではTaukkyan(タウキャン)など国によって様々な呼び方になる。
2.アジアンウォールナット材の現地記録
アジアンウォールナットの原木写真
弊社創業者とアジアンウォールナットの原木です。~ミャンマー提携工場にて撮影。
角度を変えて撮影してみました。アジアンウォールナットの丸太は割れがよく入るので一枚ものが非常に取りにくい木材です。
丸太の近くに行って、断面を撮影してみました。
こちらは真横から撮影した写真です。迫力ありますね!
アジアンウォールナットの原板(フローリング加工する前)の写真
アジアンウォールナットの原板を乾燥させているところです。高級なウォールナット色はいいですね。
後ろ姿で写っているのが、弊社創業者。アジアンウォールナットは乾燥がとても大事なので、我々が乾燥工程までしっかりチェックします。
アジアンウォールナットの検品風景
ミャンマー提携工場での検品風景です。真ん中にいるの、弊社、創業者です。現地の人に指導していきます。
検品基準をリーダーの人にマンツーマンで教えていきます。日本からメールやFaxを送るだけでは品質の維持は難しいんです。
先ほど現地のリーダーに教えたことを、メンバーの方が実際に木を見て確認しています。このようにしてチーム全体に基準を浸透させます。
真ん中が弊社、創業者。こちらの工場のスタッフはとてもアットホームでみんな家族みたいに仲がいいんですよ。
右から5人目が店長です。お隣で写っている方はミャンマーのスカートのロンジーを着用しています。ミャンマーは男性もスカートをはきます。
アジアンウォールナットの産地のミャンマーの風景
弊社のスタッフがミャンマーでいつも滞在するホテルからパゴダ(ミャンマーのお寺)が見えるんですよ。真ん中に小さくみえるやつです。
この写真が先ほどのパゴダの中です。きらびやかでしょう!この写真は早朝の6時に行って撮影しました。
ミャンマーで走っている車は日本の中古車ばかりです。道路は右側通行なのに、日本の中古車なのでハンドルは右ハンドルです。
買い物帰りの家族連れです。ミャンマーではこんな感じでほったて小屋のような小さなお店がよくあります。
ミャンマー料理です。少し辛いものもありますが、タイ料理ほど辛いということはありませんよ。
こちらがさきほどの料理を食べたレストラン。わりと清潔なお店なので、私達も含めて外国人がたくさん、利用します。
3.アジアンウォールナット材をフローリングにした時の特徴
重厚で非常に硬い材のため耐久性に優れ、一般の住宅だけではなく土足での重歩行にも適しており、レストランや結婚式場、自動車のショールームなどにも採用されています。ただし、比重の大きい分、湿度による伸縮は他の材より大きいので施工時は必ずスペーサーを使用して無垢材特有の伸縮に十分に対応した施工が必要です。
4.アジアンウォールナット材の経年変化
アジアンウォールナットは日焼けすると色が薄くなっていきます。植物オイル塗装でなくウレタン塗装にすると経年変化の時間を遅らせることができます。
日焼け前
日焼け後
掲載の写真はおおよそ3年程度の経年変化の写真です。日当たりによっては画像のような変化が見られない場合があります。
5.アジアンウォールナットフローリングの施工写真
2005年から無垢フローリングのインターネット販売にチャレンジしてきた弊社には5,000枚以上のフローリング施工写真があります。
多くの設計士様、施工業者様、お施主様にご協力をいただき、これだけの物件数の施工写真を掲載することができました。
現在検討中の物件/ご自宅の改装など、無垢フローリングのご使用を検討する際の参考としてご覧ください。