オーク材の豆知識
1.オーク材の豆知識
オークはブナ科の樹木で、落葉性のコナラ属・常緑性のアカガシ亜属をあわせて数百種類が存在されると言われていますが、一般に『オーク材』という場合は常緑性の樫の木は含めず、落葉性の楢の木の木材を指します。高い耐久性(重硬でタンニンを多く含むため腐りにくい)と美しく特徴的な木目、心材部分は液漏れしにくいという利点から、建材や高級家具、船舶や醸造用の樽など古くから幅広い用途に利用されてきました。
無垢フローリングドットコムでは、主に細幅の材に北東アジア産のミズナラを、幅広の材に欧州産のヨーロピアンオークと北米産のホワイトオークを採用しています。自然な風合いでどんなインテリアにも合い、着色塗装もよく映える、最も親しみやすい樹種のひとつです。
オークの柾目には斑がみられ、この斑は虎斑(とらふ)と呼ばれます。虎斑(とらふ)はオークの柾目でよくみられます。
オークは非常に重厚な材のため、冬などの乾燥した時期にきつく施工すると、梅雨時期に膨れ、木目に沿って小さな割れが生じたり、突き上げを起こすことがあるので、乾燥時の施工はスペーサーを必ず使用して木材の伸縮に応じた施工をすることが必要です。
オークの詳細情報
古くはハハソとも呼ばれていた。
無垢フローリングドットコムのオークは、このナラに相当するのでオーク(ナラ)と表記している。果実は、開花したその年の秋に成熟するものと翌年の秋に成熟するものとがあり、球形または楕円(だえん)形の堅果ある。材質が堅硬で、弾性のある良材となるものが多く、家具・フローリングや器具をつくるのに用いられ、ウイスキーやぶどうの醸造用の樽(たる)材にもよく使われる。
古代ギリシアでは、オークは神々により作りだされた木とされ、「母なる木」と呼ばれた。ローマ、アイルランド等の神話にも登場し、聖なる木として崇拝され、神事に使われた。これはこの木が食料や材として重要な役目を果たしたからであろう。またローマ人や北欧の海賊(バイキング)などの船材とされ、帆船時代のイギリス艦隊もオーク船で建造した。かつてはオークの炭は火薬に使われ、イギリスでは実のどんぐりをブタの飼料にした。
ちなみにロンドン郊外のエブソム競技場行われるオークス(the oaks stakes)は、創設者ダービー卿の義理の伯父であるジョン・バーゴイン伯爵がエプソムの領地を構えたとき、庭にあった大きなオークにちなみこの領地をオークスと名付けたことに由来する。
(一部yahoo!百科事典より参照)
2.オーク材の現地記録
オークの原木の写真です!
こちらは中国のハルピンの製材工場です。こんな感じで丸太が積み上げ られてます。~中国、ハルピン提携製材工場にて撮影。
弊社の創業者と製材所の方と一緒に丸太をチェックしている様子です。
丸太の断面を撮影しました。輸入材は製材所までいかないと、なかなか丸太を見ることができないことが多いです。
弊社の創業者が社員に丸太の説明をしているところです。
オークの丸太と一緒に弊社の創業者が写真撮影です。このオークの丸太は大きいですね。
弊社の女性社員も同じように丸太に登ってみました。
オーク(ナラ)の原板(フローリング加工する前)の写真です。
丸太を製材したものです。こちらは結構、厚みがありますね。
この天乾が終わったらKDと呼ばれる乾燥室で人工乾燥させます。
オーク(ナラ)の原板チェック風景の写真です。
この板を材木業界ではS4S(エスフォーエス)と呼びます。4面カンナがけが終わった状態のことです。このS4Sをチェックしています。
こちらは幅広オークのS4Sの含水率を計っているところ。右に小さく、写っているのが弊社、創業者です。
オーク(ナラ)の加工風景の写真です。
モルダーのいう機械で長手のサネと裏面の溝を作っています。
こちらがモルダーから出てきて、サネが加工された状態です。どんどん機械から出てきます。
木材の大連と黒龍江省の関係について。
大連の木材市場は1995年に本格的に設立されました。
ところが中国は1997年の大洪水を受け、多大な水害を自国で受けることになります。
その大洪水から自国の森林を保全する必要性を感じ、天然林保護計画を翌年の1998年から実施し、中国東北部のナラ・タモなどの伐採量を大幅に制限。その結果、自国から出てくる丸太は少なくなり、代わってロシア産木材の取扱いが急速に伸びてくることになりました。
この結果、中国の丸太の輸入量は以前の8倍にも達することになるのです。
その輸入丸太の中でロシアから輸入される丸太の通過地点になっているのが黒龍江省です。
もともとは通過地点だったのですが、次第に加工地点として発展することになり、今ではかなりの数の製材工場など、木材加工工場があります。
この黒龍江省と大連は鉄道や道路で結ばれています。
大連の港は冬でも凍ることがないので、常に輸出入ができます。
そのため、フローリング以外にも家具工場などもたくさんあります。
フローリングに加工されるオークの最大の輸出先はアメリカでその次は日本と言われているそうですよ。
検品風景です!
検品はこのように二人一組になってします。
こんな感じで斜めに持ち上げて両サイドからフローリングを見ます。こうすると検品ミスが格段に少なくなります。
これがモルダーから出てきて、サネが加工された状態です。どんどん機械から出てきます。
みんなで記念撮影です!
真ん中が弊社、創業者です。工場の方と一緒に夕食のひとときです。
また夕食風景です。こちらは別の工場の方との食事です!左が弊社、創業者です。
こちらは天津の提携工場で工場のスタッフと記念撮影。中段、右から 3人目が弊社、創業者です。
こちらも夕食時の記念撮影写真です。右から二人目が弊社、創業者です。
こちらはハルピンの製材所で記念撮影。右から二人目が弊社、創業者です。
番外編~オークの工場に行った時に撮影した東南アジアの風景
ハルピンから製材工場に行く時に乗った汽車です。後ろ向きに写っているのが弊社、創業者です。
こちらは北京空港での店長の写真。北京空港はとっても大きくてきれいな空港です。
天津で海鮮料理を工場の方と食べにいった時の写真です。このように食材を選びます。天津は海に近いので海鮮料理もおいしいです。
店長と工場の方で「乾杯!!」の瞬間です。
こちらは北京と天津を結ぶ弾丸高速道路。とにかく広い。単調な道が延々と続くので眠気に注意です。
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3.オーク材をフローリングにした時の特徴
高耐久性で知られるオークフローリングは、硬質で傷がつきにくく、力強い木目のため傷や汚れが目立ちにくいといった実用上のメリットだけでなく、どんなインテリアにも馴染みやすいのが魅力です。
4.オーク材の経年変化
オーク(ナラ)は日焼けすると黄色味が若干強くなっていきます。
日焼け前
日焼け後
5.オークフローリングの施工写真
2005年から無垢フローリングのインターネット販売にチャレンジしてきた弊社には5,000枚以上のフローリング施工写真があります。
多くの設計士様、施工業者様、お施主様にご協力をいただき、これだけの物件数の施工写真を掲載することができました。
現在検討中の物件/ご自宅の改装など、無垢フローリングのご使用を検討する際の参考としてご覧ください。