アカシア材の豆知識
1.アカシア材の豆知識
アカシアはマメ科アカシア属の常緑広葉樹で、やせた土地でも育ち、成長が早いことから、燃料やパルプの原料に、また硬質で比較的くせのない木目から家具用材や建材などに使用されており、サステナブルな木材として注目されています。産地や品種により色味や木質にそれぞれ大きな特徴があり、無垢フローリングドットコムではベトナムとインドネシア、中国の植林材を採用しています。心材と辺材の区別がはっきりしていること、小径木のため節が多いこと、部位ごとに色合いの幅が大きいことなどから、素材感が強く一見ワイルドな印象を受けますが、木目が優しいため懐の広いコーディネートが可能です。
なお、白い花をつける街路樹やはちみつを採るアカシアはマメ科ハリエンジュ属の樹木で、こちらは現在『ニセアカシア』として区別されています。
アカシアの詳細情報
樹種名
アカシア
科目
マメ科 アカシア属
産地
アメリカ・東南アジア・アフリカの三大大陸に渡り、熱帯から温帯地域に広く分布。無垢フローリングドットコムでは主にベトナム、インドネシア、中国から輸入。
硬さ
木材の部類では比較的硬い部類になる。耐久性は高い。
気乾比重
0.6~0.75
2.アカシア材の現地記録
アカシアの植林風景
植林材のアカシアはこのような植林風景です。 苗木を植林していきます。
植林風景です。
アカシアの森の風景
このように等間隔で植えられています。
アカシアの葉です。
アカシアの丸太
伐採されたアカシアの丸太はこの写真のようにそれほど大きな丸太ではありません。
アカシアの丸太のアップ写真です。アカシアは比較的、色の濃い部分が多い木材です。
3.アカシア材をフローリングにした時の特徴
アカシアは成長が早いため、価格が安いのが特徴で、フローリング材としては、様々な色が混在するのが他の樹種と異なるところです。表面の硬さはやや硬い部類に入ります。シロアリにも抵抗力があり、腐りにくいのも魅力です。アカシアは小径木のうちに伐採されるため節・白太が多いことから、ラフでワイルドなイメージを持たれることの多い材ですが、密度が高い木ではないため床材としては冬でも冷たく感じにくく、感触もソフトで「優しい」使い心地が特徴です。
4.アカシア材の経年変化
アカシアは日焼けをすると深い色に変化していきます。
日焼け前
日焼け後
※アカシアはかなり色のばらつきが多い樹種です。写真の色のようでない部位も多くありますのであくまでも参考程度ととらえてください。
※掲載の写真はおおよそ3年程度の経年変化の写真です。また日当たりによっては画像のような変化が見られない場合があります。
5.アカシアフローリングの施工写真
2005年から無垢フローリングのインターネット販売にチャレンジしてきた弊社には5,000枚以上のフローリング施工写真があります。
多くの設計士様、施工業者様、お施主様にご協力をいただき、これだけの物件数の施工写真を掲載することができました。
現在検討中の物件/ご自宅の改装など、無垢フローリングのご使用を検討する際の参考としてご覧ください。