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パイン材の豆知識

パイン材の豆知識

パインはマツ科の針葉樹です。
パイン材は節が必ず入るのが特徴で、納品時は明るめの色ですが、経年変化とともに飴色に変化していきます。
無垢フローリングドットコムでは、主に北欧から輸入している「レッドパイン」とフランスから輸入している「ボルドーパイン」の2種類のパイン材を販売しています。木材の硬さは、他の木材に比べやわらかいですが、ボルドーパインは、パインの中では硬い部類の木材になります。
天然のパイン分布は、赤道直下のインドネシアから、北はロシアやカナダの北極点に至り、ほぼ北半球に限られていました。
しかし植林の結果、南半球のオーストラリアやニュージーランドで産出されるようになります。パインの名前の由来は、ラテン語のピヌス("pinus")に由来するフランス語のパン("pin")が語源です。
18世紀以前は、この木はデンマーク語の"fyr"に由来する"Scots Fir" や"Scotch Fir"として知られていました。しかし"Fir" という言葉は現代英語ではモミ属の木に限定して用いられているそうです。
それぞれのパインの説明はこちらをご覧ください。

北欧産レッドパイン

ボルドーパイン

北欧産レッドパイン

北欧産レッドパインの特徴

レッドパインの正式名はヨーロッパアカマツで、ヨーロッパからアジアに分布するマツの一種です。
北方では標高0mから1000m程度に、南方では1200mから2600m程度の高地に分布しており、針葉樹で通常、高さ25m、幹の直径は1m程度にまで育ちます。
樹皮は、幹の近くでは濃い灰色から茶色で厚いのに対して、梢の近くや枝ではオレンジに近い色で薄いです。
成木が密集する地域では、まっすぐで長い幹の上に丸い、または平らな形の大きな樹冠が乗っている特徴的な形をしています。
平均寿命は150-300年ですが、スウェーデンにある最古の木の樹齢700年を超えているそうです。
ヨーロッパアカマツはパルプや用材に用いられます。
商業的な植林は50-120年の周期で行われます。建築用材にも使われ、密度は約470kg/m3、開放気孔率は60%、繊維飽和点は0.25kg/kg、飽和含水量は1.60kg/kgです。

ヨーロッパアカマツの分布図

ヨーロッパアカマツの分布図
※ウィキペディアより参照

レッドパイン材の現地記録

■レッドパイン製造風景

レッドパインは丸太からこのような板を作った後、フローリングに製造されます。

ヨーロッパは男性も女性も同じように工場で働くことが多いです。

機械で送られてくるパインフローリングを女性が検品してくれています。

店長検品です。ヨーロッパ材はたまの節割れ、欠けは基準内になっています。

含水率は必ず、検査します。

■ヨーロッパアカマツのアロマオイル

ヨーロッパアカマツはアロマオイルなどにも使用され、ステロイドのような働きを持つ成分を含んでおり抗炎症作業が期待できるそうです。
またパインのエッセンシャルオイルは心地よい香りをもつほか、デオドラント効果、抗抗菌特性があることから、石鹸や入浴剤の原料として幅広く使われています。
最近では、パイン系のアロマにはシックハウスの原因であるホルムアルデヒドを分解する成分が含まれているということが研究で明らかになっているそうです。
なお、ヨーロッパアカマツのアロマオイルを使用する場合は「Pinus sylvestris」と表記のあるものを確かめる必要があるそうです。
他の学名のパインの中にはアロマオイルとして安全に使用できないものがあるそうです。

ボルドーパイン

ボルドーパインの特徴

ボルドーパインは正式には「マリティムパイン」という名称で、ほかのパインより比較的硬いのが特徴です。
樹齢50年くらいで直径60cm前後に育つので幅広材を取ることが可能で、節は大きめで見た目は力強い印象になります。
ボルドーパインは名前の通り、ワインで有名なフランスのボルドー地方に植林されている木ですが、ワインはボルドー地区の北部で作られ、パインは南部のアキテーヌ地方で産出されます。

ボルドーの森とパイン材の伐採

ボルドーパインがフランスのボルドー地区の南部のアキテーヌ地方に植林されているのは理由があります。
他のヨーロッパにおける森林とは違い、この地方の森は産業目的のために人が作り維持してきました。
またこのエリアは17世紀まで偏西風の影響により沿岸部で砂丘化が進み、内陸部では水害に悩まされていました。そこで1800年代にこれらの災害を解決するために沿岸部を中心に植林が開始されたのです。その時に選ばれたのが、このマリティムパイン(ボルドーパイン)なのです。
パインは非常に生命力が強いので、このような土地に植林されるのに適しているんですね。
日本でも海岸沿いに砂防林として松(パイン)が植林されていますが、このように、世界各地の海岸でパイン(松)は砂防林として活躍しています。
アキテーヌ地方の海岸部では今でも、防災面からボルドーパインの伐採は禁止されているそうです。
また、この地区の木材は「伐採→植林→伐採」の循環サイクルがきちん管理されており、フランス最大のFSC認証森として認定されています。

ボルドーパイン材の現地記録

■ボルドーパインの原板(フローリング加工する前)の写真です。

ボルドーの森です。必ず等間隔に植林されています。

森の中にはこのような道があって車で移動することができます。

ボルドーパインは専用車輛を使って伐採します。この車は木を伐採するだけでなく定尺にカットすることができます。

車輛には特殊な手が付いています。

特殊車輛と記念撮影(?)です。車の大きさがわかりますね。

■ボルドーパインフローリングができるまで

フランスでは日本と同じように人件費が高いため、フローリングの製造工程のほとんどは機械化されています。 丸太をカットするのもレーザーで印をつけたあと、コンピューターが自動でカットしていきます。機械が作業する部分を多くすることによって労働災害を防ぎ、かつ加工賃を下げることができるのです。

伐採されたボルドーパインは工場近くのこのような集積場に集められます。

木を掴むことができる大きなクレーンで丸太を動かしていきます。

丸太はまず樹皮を剥がします。これを「皮むき」と言います。

樹皮を剥がすとこのようになります。

コンピューターによる自動切断のためレーザーで切る場所を決めます。

人はモニタールームで機械に指示を出していきます。

木の板も完全自動化で運ばれていきます。

最後の検品だけは人の目で行います。

最後の検品だけは人の目で行います。

私もちゃんと検品してきました!

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