メルバウ材の豆知識
1.メルバウ材の豆知識
メルバウは東南アジアの島々からニューギニアを中心に、マダガスカルやオーストラリアに至るまで広く分布している、マメ科の樹木の一種です。
『太平洋鉄木』という異名の通り、極めて重硬で耐久性に優れており、シロアリやフナクイムシにも強いため、欧州やオーストラリアではデッキ材としても非常に人気が高い樹種です。
木肌はやや粗い傾向ですが木目はおとなしく、波状の杢目が浮かび上がることもあり、淡黄色~赤みを帯びた暗褐色の色調とあいまって、上品な高級感を演出します。日本国内での知名度は高くないものの、重硬なだけでなく寸法安定性も高い、非常に優れた良材です。また、木目に沿って白い石灰のようなものが入っているのが特徴です。
日焼けをすると表面の色が赤っぽい暗褐色になります。加工性もいいので、高級な床材、キャビネット、家具、楽器などに使用されるほか、耐久性が高いことから、デッキ材、枕木、構造材、橋梁などにもよく使われます。ただし屋外で使う場合は、雨に塗れると木材から「あく」が出てくるので、デッキ材などで使う場合はあくがでることを想定して施工することが必要です。
メルバウの詳細情報
フィリピンではインピール (Ipil) 、ニューギニアではクウイラ (Kwila) 、マレーシアやインドネシアではメルボウ・メルバウ・メルバオ・マルバオ (Merbau)と様々な呼び名で呼ばれている。メルバウとは、マレー語地域におけるInstia属の樹種の総称となっている。日本では太平洋鉄木などと呼ばれることもある。
2.メルバウ材の現地記録
メルバウの原木の写真です!
こちらがメルバウの原木の写真。真ん中に写っているのが弊社、創業者です。~インドネシア提携製材工場にて。
社長も一緒にメルバウと記念撮影です。社長の身長が169cmなので丸太の大きさがすぐわかりますね。本当に大きな丸太です。
丸太をチェーンソーでカットしているところ。あまりに大きいので製材機に入れる前に人の手である程度切ります。右が弊社、創業者です。
馬乗りでメルバウの原木と格闘しています。
メルバウの原板チェック風景の写真です。
こちらは長手方向のサネができてから、再度チェックをしている様子です。品質基準に合わない部分はチョークでチェックを入れます。
検品風景です!
二人一組で検品していきます。工場の中は木粉が舞っているのでみなさん、マスクをされてます。
真ん中にいるのが弊社、創業者です。
こちらはヨーロッパ向けのメルバウのパレットです。ヨーロッパは環境問題のこともあり、カートンボックスを使わないことが多いそうです。
みんなで記念撮影です!
右から二人目が弊社、創業者。写真に写っているフローリングはヨーロッパ向けのメルバウ。まだ機械から出たところなので、表面は木屑だらけです。
工場の幹部の人たちと、一緒に記念撮影しました。(一番左が弊社、創業者。)
番外編~メルバウの工場に行った時に撮影したインドネシアの風景
インドネシアは島国。このようなきれいな海岸線がたくさんあります。
夕暮れのインドネシアの港です。心がとても洗われる、ひとときですよ。
こちらはインドネシアのよくある住宅の風景。田舎に行くと、このような平屋の家が多いです。
この写真は私達がよく行くインドネシアの地方空港です。みんな滑走路を歩いて飛行機に乗り込みます。
こちらはさきほどの空港のターミナルです。
インドネシアではこのように道端でよくフルーツを売っています。
3.メルバウ材をフローリングにした時の特徴
メルバウは非常に重厚で頑強でデッキ材などとしても使用される耐久性のある木材です。内装材として使用した場合、日焼けすると表面が赤っぽい暗褐色になり、さらに重厚感が増します。
4.メルバウ材の経年変化
メルバウは日焼けをすると深い色に変化していきます。
日焼け前
日焼け後
※写真はおよそ3年経過後のものです。お部屋の陽当たりや照明の種類といった環境の違いにより、経年変化が現れる速度は異なります。
5.メルバウフローリングの施工写真
2005年から無垢フローリングのインターネット販売にチャレンジしてきた弊社には5,000枚以上のフローリング施工写真があります。
多くの設計士様、施工業者様、お施主様にご協力をいただき、これだけの物件数の施工写真を掲載することができました。
現在検討中の物件/ご自宅の改装など、無垢フローリングのご使用を検討する際の参考としてご覧ください。